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【お菓子と遺伝子組み換え】見落としがちな除草剤の存在とは?
最近は、遺伝子組み換え食品について気になる人が増えてきました。多くの人は、遺伝子が操作された食品なので、怖くて食べたくない方が多いのではないでしょうか。ところが、遺伝子組み換えの恐ろしさは、遺伝子組み換えされた食品自体の安全性が不確実というところだけではなく、強い毒性の「除草剤」に耐えられる作物が出荷されるため、人体に害のある除草剤付着の食べ物が流通していることにも注目するべきなのです。「食材を買う時に『遺伝子組み換えでない』表示の食材を確認しているから大丈夫!」と思っている人も多いのですが、実は表示義務のない状態で日本の食卓にしっかり遺伝子組み換え食品が入り込んでいるのはご存知でしょうか。そこで、今回はお菓子の遺伝子組み換えの危険性を取り上げてみました。一緒にその実態をみてみましょう! ◆遺伝子組み換えで意外と見落としがちな除草剤の存在◆ 多くは、遺伝子組み換え種子と除草剤がセット販売のため、生産者は、遺伝子組み換え作物を育てる時に指定された特定の除草剤を使います。簡単に言えば、大量の農作物を作るためには、遺伝子組み換えされた除草剤耐性作物の種で育て、栽培時にそのセットの除草剤を使えば、他の生き物(害虫や雑草)は死んでも耐性のある遺伝子組み換え作物だけは元気に育ちます。というものです。米国をはじめ多くの海外の農家さんは、このセット販売で農業を行い、除草剤を撒き続けた結果、人体へ直接的な悪影響が出て、実に多くの訴訟問題にまで発展しています。消費者からすると、そんな雑草や害虫が死ぬ除草剤を撒かれた作物が輸入され、スーパーに並び、それを食べるということだけでも抵抗がでてきますよね。 ◆遺伝子組み換え材料のお菓子?◆ よく言われる代表的な遺伝子組み換え作物は何でしょう? 大豆 とうもろこし 菜種 このあたりは代表的なものでしょうか。特にこの中で仮に遺伝子組み換え作物が輸入されたとしても、表示義務のない状態でお菓子に入り込む可能性が高いのです。特に輸入される9割のとうもろこしは遺伝子組み換えと言われています。でも「遺伝子組み換えトウモロコシ」として販売されたら誰も買いませんよね。そこで姿を変え、例えば「コーンスターチ」という加工された状態でお菓子に入り込んできます。コーンスターチは様々な用途で使われる万能材料となりますので、「デキストリン」「水飴」「ぶどう糖」等の遺伝子組み換え表記のない原材料となって市販のお菓子の中に使われていたりします。お菓子を買うとき原材料表記を見ても、横文字の並ぶ食品添加物にだけ目が行き注意しがちですが、こうしたコーンスターチ系の材料の存在も注意が必要ですね。 ◆安全で自然な食材を使って作る大切さ◆ 人は健康を常に望みますが、健康は体が資本であり、その体を作るものが「食べ物」であるという原理原則を軽視しがちです。人間も動物ですから、体に入れる食べ物はできる限り自然に近いものが良いに決まっています。お菓子もできる限り自然に近い材料だけで作ったものが体の負担もなく、そして食べたら幸せな気分で笑顔が増えて自己免疫力も高まります。自然ではなく人工的に作られ、さらに除草剤・殺虫剤物質を含めた遺伝子組み換えではなく、できる限り自然素材を使った手作りお菓子を食べたいですね!<あせて読みたい> 【エシカル消費】お菓子キットでできること|Nijiya kit オーガニック材料のお菓子キットシリーズ「Nijiya kit」 -
【エシカル消費】お菓子キットでできること|Nijiya kit
お菓子というのは嗜好品という位置づけですが、現代の私達の生活の一部となっているお菓子がNijiya kitとしてエシカル消費でできることを考えてみました。 -
【ケトルコーンプロジェクト】脱炭素社会の環境保全ポップコーン栽培
いま社会的に大きな変化が起きていますが、『食』は特に私達にとって身近で意識改革を向けるべき大切な分野です。食の考え方は、今までのように【大量生産→スーパー大量ディスカウント販売→消費→余ったら捨てる】時代ではなくなります。(なくならなくてはいけない)突き詰めると、いままで当たり前とされてきた、農作物や食品加工の過程で環境に負荷をかける大量生産体制(農薬、除草剤、化学肥料、添加物の慣行)は、もう社会として求められていないということです。日本政府もやっと重い腰を上げ、脱炭素社会実現のため「2050年までに耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%(100万ヘクタール)に拡大」などの計画案を打ち出しました。それだけ、世界的に地球環境が切羽詰まった状況で、農社会も変えていかなくてはならない時代にきている証拠です。 ◆脱炭素社会の環境保全ポップコーン栽培◆ 我々は、Nijiya kitのケトルコーンキットの発売を開始と同時に「ケトルコーンプロジェクト」をスタートさせました。 農薬、除草剤、化学肥料を使わずに元気に育った安全なケトルコーンを食べていただくためにたくさんの有機ポップコーンを栽培します。ケトルコーンプロジェクトは、自然環境に負荷をかけない有機農地がどんどん広がるために耕作放棄地をポップコーン畑に変えて、有機農業を促進していきます。そのために美味しい安全なケトルコーンをたくさんの子ども達に食べて欲しい願いがあります。どんどん食べて需要が増えれば、耕作放棄地がどんどん有機ポップコーン畑の農地に変わっていく計画です。 ◆脱炭素社会を目指すには「オーガニック」の概念を変える必要あり!? 一昔前は、「オーガニック」と聞くと、「高いもの」とか「自分には興味がない」という消費者が多く“別物扱い”になっていました。欧米では、有機栽培が地球環境保全につながるという意識を持ってオーガニック商品を購入する消費者が増えています。アメリカでは安売りで有名なスーパーのウォルマートでもOrganicという文字が書かれた商品が店頭に並ぶようになりました。日本にでも一人でも多くの消費者が、地球に優しい有機栽培、オーガニックを考えた商品を選択する社会へと移っていかなくてはならない時です。 ◆脱炭素社会を目指すには消費者は何が必要? ポップコーンひとつをとっても、商品によっては、そのポップコーンの産地はどこで、どのように栽培されたのかを調べると、大量栽培をするために除草剤や農薬、化学肥料をたくさん使用して収穫されたコーンに繋がることが分かります。それは人体の影響だけではなく、今後、脱炭素化を目指していく動きを鈍らせている農作物になっているのです。これからは、生産者やスーパーが脱炭素社会を築くために有機栽培作物の供給を増やしていくには、私たち消費者が食への考え方を変えていく時がきています。いきなり全てをオーガニックに変えることは不可能ですが、店頭に並ぶ商品を見て、どこから来てどのように育てられたものかを意識するだけで食材に対する見方がかわります。少しの行動でもその輪が大きくなれば社会は変わっていくと思います。 【化学肥料・農薬・除草剤不使用】島根の大自然で育ったコーンを使って作る「ケトルコーンキット(3回分)~瀬戸内レモンフレーバー付」